偽春菜の、時代を先取りしていたヘッドライセンサ

最近ではBlogやニュースなどの更新情報として、RSSリーダーを使っている人も多いのではないか。更新された内容だけ列挙されわかりやすく、クリックすればその記事へ直接アクセスも出来て日々様々なサイトを巡回している人にとってはいまや手放せないツールと言えると思う。
この、更新された内容を通知しその記事へとリンクする流れを見ていたら、ふと偽春菜(任意、伺か)のヘッドライセンサを思い出した。
偽春菜、または任意だったり伺かだったり……とは何だという人もいるかもしれない。最近めっきり見なくなってしまったしね。

偽春菜は2000年の5月24日、黒衣鯖人氏により公開されたデスクトップツール。今では伺かという名称で呼ばれていて、ダウンロードは「うさださくら」からできる。
ツール自体は割と多機能なので詳しい内容は上のwikipediaを読んでもらうとして、この中に特定のニュースサイトの更新情報を監視、取得し、通知してくれるという「ヘッドライセンサ」という機能があった。
普通にPCを使っていると「●●のサイトが更新しました、内容は○○、○○、○○」という風に通知してくれ(実際の口調は違うが)そこから該当サイトへとリンクで飛ぶことが出来た。
当時はそのような機能を持ったツールは一般的に広まってなかったハズ(RSS1.0ですら2000年の12月リリース)で、当時としてはかなり画期的だったのを覚えている。ヘッドライセンサの仕組みに関しては、オンライン資料にて見る事ができる
偽春菜は様々な事情により、何回も改名したり、製作が引き継がれたりとして、結局最近では殆ど見たり聞いたりする事が出来なくなってしまった今日ではあるが、当時の事を思い出すと、今の当たり前の最先端な事をやっていたのだなぁとふと思った。
とかいう駄文を、久々に任意ラヂヲを聞きながら書いてみた。